さいたま市西区

さいたま市西区の特徴

さいたま市西区は、さいたま市の北西部にあるエリアです。北西部には大宮台地指扇支台があり、主に畑として利用されています。緑地や田園地帯が多く、のどかな風景を楽しみたい人に適しているエリアとなっています。また、豊かな自然を活かした大型の公園も多数あるので、子どものいるファミリー層にもおすすめです。

西大宮駅周辺は宅地化が進んでおり、公共施設の整備や住宅の建設が数多く行われていますが、区内は全体的に田園風景の広がる緑豊かなエリアとなっています。特に荒川流域周辺は日本でも有数の稲作地帯となっているほか、テニスコートやサッカー場があるのでスポーツを楽しむこともできます。

さいたま市西区の交通

さいたま市西区では、2009年にJR川越線に新しく「西大宮駅」が開設されたことで交通の便がぐっと良くなりました。川越線は東京臨海高速鉄道りんかい線と直通しているため、池袋・新宿・渋谷などの都心エリアやお台場方面へ乗り換え無しでのアクセスが可能です。本数は少ないものの、三橋シティハイツや五味貝戸付近のバス停まで足を伸ばせば大宮駅までの本数は豊富となります。

電車以外の公共交通機関としては、「東武バスウェスト」や「西部バス」といった各種バスが便利です。東武バスウェストはもともとは東武鉄道の路線で、区内北部を中心として運行しています。西武バスは旧西武鉄道・大宮線の廃止代替路線バスを母体とするバス路線です。両路線とも区内をくまなく網羅しているので、本数は少ないもののどこに行くのにも使えます。

さいたま市西区の治安

さいたま市西区の治安は非常に良いと言えるでしょう。さいたま市自体が治安の良い市なのですが、西区はその中でももっとも犯罪発生率が低い地域なのです。埼玉県警が公表している2017年1月~4月の最新犯罪データによれば、埼玉県西区の犯罪件数は、粗暴犯、侵入窃盗、公然わいせつ、自転車盗難すべてが「少ない」となっています。特に治安が良いのが駅北側の清河寺・宮前町で、軽犯罪が1件も起きていません。そのため、女性の一人暮らしでも安心して生活できるでしょう。

反面、駅の南側にある新大宮バイパスを越えたあたりは治安のあまり良くない大宮区に入るエリアなので、あまり近づかないほうがいいでしょう。また、バイパス沿いを離れると暗い道が多いので、女性は近づかないほうが賢明です。交通網が充実している反面、交通量が多いので、子どもの登下校には気をつける必要があります。

さいたま市西区の教育・子育て

さいたま市西区には、家族で遊びに行ける大型の公園が各所にあります。その中で特に有名なのが、西区の北端にある「秋葉の森総合公園」です。2004年にオープンしたこの公園は、ピクニック広場や遊具公園、自然観察フロアなどの設備が充実しており、現在でもさらなる拡張工事が行われています。将来的には自然林や湿地帯を利用した自然観察エリアが建設される予定で、公園の広さも7.5haから約20haと倍以上の広さになります。

区内は全体的に閑静な住宅街が多く、必然的にファミリー世帯も多いので子育てに適したエリアだと言えるでしょう。また、駅から徒歩10分県内に小中高校が揃っているのも大きなメリットです。

さいたま市西区の名所

さいたま市西区の名所としてまず挙げられるのは、なんと言っても「清河寺温泉」でしょう。有名な日帰り温泉施設で、さまざまな種類の温泉以外にも、レストランなどの施設も充実しています。温泉としては温めの約38℃のお湯は、体をじっくりと温めお肌をきれいにしてくれるとか。さらに、その周囲を取り囲む竹林は、2006年のさいたま市景観賞を受賞した見事な景観。温泉に浸かりながらその景観を堪能すれば日頃の疲れも吹き飛んでしまうでしょう。

ほかにも、さいたま市西区にはたくさんの名所があります。「三橋総合公園」は新大宮バイパス沿いに作られた総合公園で、1991年に開園されました。水温28~29℃に保たれた温水プールは、「キャノピー式」という可動式の天井を採用しています。これによって、夏場の天気がいい日には屋根を開いて屋外プールにすることができるのです。